私的映画レビュー

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これまで見た作品を色々レビューします!

映画の視聴環境の変化

古くは戦後から昭和50年代前半あたりまで、見たい映画を見る手段といえば、映画館に行くのがメインでした。

 

当時でもそれほど安くない(かといって特別高いわけでもないが)入館料を支払い、大きなスクリーンで映画を「体験」するわけです。

 

しかし映画館も大きなスクリーンも客席も、決して個人の所有物でないので、基本その映画を見ることは一度だけ。もちろん見たければ再度入館料を支払い見ることはできましたが、よほど好きな映画でない限り、2度3度続けて見るということはなかったですよね。

 

一方テレビの普及に伴い、各民放では「金曜ロードショー」などに代表される映画番組が誕生。映画好きな方は要チェックの番組だったと思いますが、しかし、基本地上波の映画番組は、日本語吹き替え。

 

映画のような字幕ではなく、本物志向のファンにはやや物足りない完成度です。

 

しかも放映する映画タイトルは予めテレビ局が決めるものであり、もし好きな映画が放映されればラッキー程度で、でもそれも確率が低かったんですね。

 

 

しかしその後、日本国内いや世界的にビデオデッキが流行し始めます。当時シェアを気付いたのがVHSモデルで、しかもこのVHS、レンタルが同じように普及します。

 

そしてこれにより、見たい映画を、しかも字幕版で視聴することが可能になりました。

 

 

このレンタルシステムはやがてVHSに取って代わるDVD時代、さらにブルーレイ時代でも同じように支持を受け、現在でも存続しています。

 

 

 

一方見逃せないのがネットの普及でした。

 

インターネットの利用が一気に拡大したのは2000年代前半。しかしこの頃は、まだ回線の伝達量が非常に少なく、例えば写真一枚送るのにも数秒を要するなど、映画のような動画を瞬時に伝送することはまだまだ不可能でした。

 

ところが時は経過し2010年代半ばあたりから、高速のネット回線が樹立され、映画のような莫大な情報量を送信、受信することが可能となりました。

 

そしてそこで登場したのが、いわゆる動画配信サイト。かつてのVHS、DVDのように、映画ソフトを「モノ」としてレンタルしたり所有するのではなく、あくまでネット上のコンテンツとして視聴するシステムです。

 

これにより動画を見ることのできるデバイス(スマホ、タブレット、PC、液晶テレビ)があれば、それこそいつでも好きな時、好きな場所で、好きなタイトルを視聴することができるようになりました。

 

 

映画を見るには映画館へ行くしかない時代と比べると、その視聴環境は非常に恵まれたものになったなと思います。

 

視聴ログ

 

自分がこれまで見た映画の時系列です。なかなかガチで個人的なログになっていますw

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